働き方の未来を感じた日

先日「ワークル」の半期発表会に出席しました。

ワークルは「会社と家以外の第3の場所」として、個人が組織を超えてやりたいことで繋がる場で、私も立ち上げに関わらせてもらいました。


ワークルの本拠地は北鎌倉の古民家「ミライエ」ですが、この日は港区にあるお寺「光明寺」さんの本堂をお借りしての開催。そこに10代~20代の若者を中心に100人以上が集結したものだから、周囲はただならぬ雰囲気に包まれていました。


第一部はパネルディスカッション。

登壇者はリクルートマネジメントソリューションズ社長で、様々な個人プロジェクトに取り組む奥本さん、ソニーで新規事業開発を担当しながら自身の会社ハピキラFACTORYでカワイイをキーワードに地方創生に挑む正能さん、リクルートキャリアで人材開発を担当しながら自身の会社HARESで「二兎を追う者は二兎を得られる世の中」を目指す西村さん、そしてワークル代表の町塚さんの4人。奥本さん以外は全員20代です。

ここでは、働き方やパラレルキャリアについてディスカッション。様々な意見が出ましたが、根っこは仕事も含めて人生を丸ごと楽しみたいという所にあるようです。歯に衣を着せない本音と直球のやり取りはダイレクトに響くもので、耳の痛いこと、感心すること、共感すること、共感できないことなど様々な感情を揺さぶられます。


第二部はワークル会員によるプロジェクト活動報告。今回は8名です。ものづくりの現場の声を広めたい、医者の知りたいに応えたい、アウトドアを通した場作りをしたいなど、「手触り感」のある魅力的なプロジェクトばかり。SFC女子大生2人によるゲストハウスプロジェクトに至っては、既に融資を受けていて建設中だとか。実現力も大したものです。


第三部は、発表された8プロジェクトについて、参加者が各自興味を持ったプロジェクトに分かれてのグループディスカッションを実施。それにしても場作りがうまい。聴衆が対話を通して内省し、自然な流れで参加者(自分事)に変わっていく流れは見事の一言。


リンダグラットンがLIFE SHIFTの中で説く「インディペンデントプロデューサ」「エクスプローラー」「ポートフォリオワーカー」が現実化し、各々が人的ネットワークを作りながら周囲を巻き込んでいく様子が目の前で繰り広げられていきます。


ここには「~しなければならない」という義務感はなく、「自分らしく」があるだけです。また、先頭に立って引っ張るリーダーだけでなく、リーダーに共感して支援するサポーターや、やりたいことはまだ見えておらず様子見中の人など、様々な人がいます。どのステージの人でも受け入れ、自然な流れで自分事に変わっていくのが面白い。イノベーション・エコシステムの実現例ではないでしょうか。


ワークルは実に人間らしさを感じられる場です。AIやロボットなどテクノロジーの進歩が既存の仕事を奪っていく中で、こうした人間らしさから生まれるイノベーション力こそが働き方の未来に繋がるんじゃないかなと感じた1日でした。