人生100年時代の到来

リンダ・グラットンとアンドリュー・スコットの共著「LIFE SHIFT」が発売されました。二人はロンドン・ビジネススクールの教授であり、それぞれ心理学と経済学の専門家です。リンダ・グラットンはThinkers50で毎年ランキング入りしている著名な経営思想家でもあります。


この本では、まず「世界中の国々で寿命が伸び続けていること」が重要な事実として提示されています。

日本では100歳を超えると国から銀杯が贈られることをご存知でしょうか。今年、この銀杯が銀メッキに変わったことをご存知でしょうか。100歳を超える人があまりに増えすぎたからです。この制度が始まった50年前、100歳以上は日本全国で153人でした。それが2016年には6万5692人になり、国連の推計によれば2050年までに100万人を突破する見込みということです。2007年に生まれた子どもの半分は107年以上生きると予測されているとのこと。


俄かに信じがたい数字ではありますが、事実としてデータが示されている上に、IPS細胞やIBMワトソンによるがん診断など、医療技術のイノベーションを見るに、否定することの方が難しいように思います。


この時代に、高齢化の負の側面にばかり目を向けるのではなく、事実を受け入れていかに幸せな人生を過ごすか、そのために何が必要かということを本書では提案しています。


100年人生では、画一的な「教育→仕事→引退」という3ステージはもはや成り立ちません。今の年金制度が破たんすることはもはや必然ですから、65歳で定年していたらまず金銭面が成り立ちません。そしてAIやロボットなどテクノロジーの進化は人の仕事をどんどん奪っていきます。

この社会では、古い働き方や生き方に疑問を投げかけ、自らを社会に合わせて「変化させ続けること」が大切です。「夫が外で働き妻は家を守る」「1つの会社で定年まで勤めあげる」という親世代の生き方が自分に適用できると思ってはいけないということですね。


そして、変化し続ける生き方を実現するための方法の一つとして「イノベーション力」があげられています。


私は「変化できる人を増やしたい・応援したい」を志としており、本書は共感できるところが多々ありました。今後、この考え方と私が学ぶイノベーションスキルを組み合わせたセミナーなども開催していきたいなと考えています。


START INNOVATION!

イノベーションを探求するメディアです